02_交差点でのハンドリング
雑誌ではロードスターのハンドリングを表現する際に「交差点を曲がればわかる」という説明が、慣用句のごとく多用されています。てっきり比喩か何かだと思っていたのですが、どうやら実話のようなので、事例とともにご紹介いたします。雑誌ではライバル車を織り交ぜて説明すると、広告宣伝上、よろしくない事になるので、具体的な説明がなされてこなかったのでしょう。
いつものように、信号待ちの時には新聞を拡げるなど、ゆるゆると出社のための通勤をしていたときの出来事です。私は、ある交差点で右折待ちのため止まっていました。片側2車線で、さらに右折レーンがある道路のため、それなりに流れの良い道路です。本論の前にご説明しておきますが、通勤ルートは、そこを右折した後、100mほど直進をして、今度は左折します。
信号が変わり右折矢印が点灯したと同時頃に、ルームミラーにドイツ製プレミアムブランドの黒いFRハッチバックが写りました。迫ってくる速度差、最終的につめてきた車間距離は、あまり上品とはいえない状態で、いわゆる「ハードプッシング」という意志を感じました。ムッとした訳ではないのですが、後ろのクルマにご迷惑にならぬよう、という気持ちが生じたのかもしれません。その後は何となくルームミラーばかりが気になり出しました。
私が左折のため左ウインカーを出すと、ルームミラーに映る黒いハッチバックも左ウインカーが点減していました。その時、私の心に遊び心が芽生えました。つぎの左折はノーブレーキでいこう。その時はスピードメーターを見る余裕がなかったため、後日速度を確認するための再現実験をおこなったのですが、交差点の左折速度は、スピードメーター読みで35~40km/hです。朝の通勤時間帯のため、それほどスピードは上がりません。また、左折後の道路は片側1車線の道路ですが、私が暮らす雪国では、堆雪スペースを道路車線に確保するため、相当広い1車線です。
話を本題に戻します。私が乗るロードスターが、これから左折する交差点に迫ります。歩行者はなく、安全確保の為の徐行は必要ない状態です。交差点の左前には、信号待ちの乗用車が数台並んでいます。これらの乗用車は、交差点を左折した後に対向車に相当するクルマです。交差点が迫りハンドルを左に切ります。いつもは「ゆるゆる」と走っているため、私とロードスターにとって不慣れな遠心力が降りかかります。ラグジュアリー仕様のため革で出来たシートは大変すべりがよく、私の体を親切にはサポートしてくれませんでした。ロードスターが35~40km/hで交差点を左折し、2500rpm程度でゆるゆると加速しているさなか、激しいスキール音が聞こえてきました。ルームミラーに映ったのは右前輪をフルボトムさせ、対向車への衝突を必至にかわしているハッチバック。ロードスターにとって何事もない旋回が、そのハッチバックにとって、性能を上回る旋回だったようです。余談ですが、その後のハッチバックは、たいへんよろしい車間距離を維持し、紳士的に私の後ろを走っていました。
この経験は、考えさせられるモノがありました。ロードスターのタイヤは185/60VR14、今時の軽自動車のタイヤに毛が生えたようなタイヤです。一方敵は195~205/55R16、スペックだけで比較すると勝負になりません。物理法則だけを考えると、旋回力は摩擦力の係数になるので、タイヤのゴムのコンパウンドのみに支配されるはずです(私の勉強不足かもしれませんが)。この点でもロードスターのタイヤはショルダーにひびが入ったお古のタイヤ、一方敵は新型なのでタイヤもピカピカ。思いつく点と言えば、雑誌等で見るロードスターのドリフトは、遠心力でクルマがロールしているものの、特別前輪だけがボトムしている印象はありません。一方、一般車のドリフト又は旋回シーンは、前輪のボトムが目に付きます。旋回性能とは、タイヤよりも四輪にキッチリ仕事をさせられるシャーシの能力に依存しているのかもしれません。どのたか、この様な性能の相違を容易にご説明いただける方がいらっしゃったら、是非ともご教示下さい。
いつものように、信号待ちの時には新聞を拡げるなど、ゆるゆると出社のための通勤をしていたときの出来事です。私は、ある交差点で右折待ちのため止まっていました。片側2車線で、さらに右折レーンがある道路のため、それなりに流れの良い道路です。本論の前にご説明しておきますが、通勤ルートは、そこを右折した後、100mほど直進をして、今度は左折します。
信号が変わり右折矢印が点灯したと同時頃に、ルームミラーにドイツ製プレミアムブランドの黒いFRハッチバックが写りました。迫ってくる速度差、最終的につめてきた車間距離は、あまり上品とはいえない状態で、いわゆる「ハードプッシング」という意志を感じました。ムッとした訳ではないのですが、後ろのクルマにご迷惑にならぬよう、という気持ちが生じたのかもしれません。その後は何となくルームミラーばかりが気になり出しました。
私が左折のため左ウインカーを出すと、ルームミラーに映る黒いハッチバックも左ウインカーが点減していました。その時、私の心に遊び心が芽生えました。つぎの左折はノーブレーキでいこう。その時はスピードメーターを見る余裕がなかったため、後日速度を確認するための再現実験をおこなったのですが、交差点の左折速度は、スピードメーター読みで35~40km/hです。朝の通勤時間帯のため、それほどスピードは上がりません。また、左折後の道路は片側1車線の道路ですが、私が暮らす雪国では、堆雪スペースを道路車線に確保するため、相当広い1車線です。
話を本題に戻します。私が乗るロードスターが、これから左折する交差点に迫ります。歩行者はなく、安全確保の為の徐行は必要ない状態です。交差点の左前には、信号待ちの乗用車が数台並んでいます。これらの乗用車は、交差点を左折した後に対向車に相当するクルマです。交差点が迫りハンドルを左に切ります。いつもは「ゆるゆる」と走っているため、私とロードスターにとって不慣れな遠心力が降りかかります。ラグジュアリー仕様のため革で出来たシートは大変すべりがよく、私の体を親切にはサポートしてくれませんでした。ロードスターが35~40km/hで交差点を左折し、2500rpm程度でゆるゆると加速しているさなか、激しいスキール音が聞こえてきました。ルームミラーに映ったのは右前輪をフルボトムさせ、対向車への衝突を必至にかわしているハッチバック。ロードスターにとって何事もない旋回が、そのハッチバックにとって、性能を上回る旋回だったようです。余談ですが、その後のハッチバックは、たいへんよろしい車間距離を維持し、紳士的に私の後ろを走っていました。
この経験は、考えさせられるモノがありました。ロードスターのタイヤは185/60VR14、今時の軽自動車のタイヤに毛が生えたようなタイヤです。一方敵は195~205/55R16、スペックだけで比較すると勝負になりません。物理法則だけを考えると、旋回力は摩擦力の係数になるので、タイヤのゴムのコンパウンドのみに支配されるはずです(私の勉強不足かもしれませんが)。この点でもロードスターのタイヤはショルダーにひびが入ったお古のタイヤ、一方敵は新型なのでタイヤもピカピカ。思いつく点と言えば、雑誌等で見るロードスターのドリフトは、遠心力でクルマがロールしているものの、特別前輪だけがボトムしている印象はありません。一方、一般車のドリフト又は旋回シーンは、前輪のボトムが目に付きます。旋回性能とは、タイヤよりも四輪にキッチリ仕事をさせられるシャーシの能力に依存しているのかもしれません。どのたか、この様な性能の相違を容易にご説明いただける方がいらっしゃったら、是非ともご教示下さい。
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